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民主党「組織対策費」36億6010万円が使途不明〜〜やはり「第二自民党」!

上脇博之

提供:上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場

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毎日新聞 8月31日(火)2時34分配信
<民主党>使途不明「組対費」…09、10年にも13億円

 民主党の小沢一郎前幹事長が党代表だった06〜08年、党本部から組織対策費(組対費)名目で党財務委員長あてに計約22億円が集中的に支出され使途が明らかにされていない問題で、09、10年も同様に計約13億7000万円の支出があったことが、同党の内部調査で分かった。この使途も不明という。組対費の主な原資は国から支給される立法事務費(公金)で、06〜07年に財務委員長だった山岡賢次副代表が通常とは別の口座を開設したことも判明。同党はこうした実態についてさらに調べを進めている。【政治資金問題取材班】

 同党では06年4月に小沢氏が代表に就き、同年9月に再選後、執行部を刷新。財務委員長になった山岡氏に6800万円が組対費として支出されたのを皮切りに、08年11月までに計約22億円が、山岡氏と後任の佐藤泰介前参院議員に支出され、使途が明らかにされていない。このため同党は菅直人政権が誕生した6月以降、組対費などを調査していた。

 複数の党関係者によると、調査で新たに、佐藤氏に対して09年に4回で計5億500万円、10年には菅政権発足まで8回計8億6700万円の計13億7200万円が同様に支出されていたことが判明したという。当時は鳩山由紀夫代表、小沢代表代行(10年の支出時は幹事長)だった。両年はほかに、輿石東参院議員会長に6回で計5500万円、石井一副代表ら2人に各1回500万円が支出されているが、佐藤氏への支出は突出している。

 組対費の原資は、議員の調査研究のため国会が議員1人当たり月65万円をまとめて各党・会派に提供する立法事務費が主に充てられ、党の正式口座である「財務委員長口座」に入金された。その後、「財務委員長口(ぐち)口座」という別口座に仮払いの形でいったん移され、すぐに引き出されて財務委員長室の金庫でプールされていた。別口座は山岡氏が財務委員長在任中の06年12月、党職員に指示して開設されたという。

 正式口座からの資金の出し入れはその都度、党の経理部長らの決裁が必要だが、別口座に移せばその必要はないことから、自由に資金を扱えるよう開設したとみられる。

 年末には監査法人の監査が行われることから、金庫から支出した資金は財務委員長個人名の領収書を添付して組対費として計上。金庫に残った資金は再び正式口座に戻し、監査を受けていた。具体的使途に関する帳簿類は残っていないという。

 山岡氏の事務所は「党のことなので答える立場にない」とし、佐藤氏から回答はなかった。こうした組対費の廃止を表明している現財務委員長の小宮山洋子衆院議員は「調査中のためコメントは控えたい」と述べた。

 ◇組織対策費◇

 政治資金規正法の「組織活動費」に分類され、政治資金収支報告書に記載される。領収書があれば議員ら個人あてに支出することも可能で、その後の使途を明らかにする必要はない。受領した議員の個人所得とはならず、議員側が自身の収支報告書に記載する義務もない。


(6)上記報道によると、民主党の正式口座である「財務委員長口座」に入金され、その後、山岡氏が財務委員長在任中の06年12月党職員に指示して開設された「財務委員長口(ぐち)口座」という別口座に仮払いの形でいったん移され、すぐに引き出されて財務委員長室の金庫でプールされていた、という。

しかし、具体的使途に関する帳簿類は残っていないという。

つまり、上記紹介した全ての組織対策費(少なくとも36億6010万円=22億8810万円+13億7200万円)の具体的使途が政党としても不明である、ということである。

なお、政党には税金である政党交付金が、会派には税金である立法事務費が、それぞれ交付されている。

前者は、形式的には、政治資金とは別の使途報告がなされるが、後者は、独自の使途報告が義務付けられていないため、会派の母体である政党がその政治資金収支報告で単に収入として報告しているだけである。

(7)民主党の小宮山洋子財務委員長は、まだ調査中であるという。
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上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場

上脇博之

法学者。専門は憲法学。神戸学院大学実務法学研究科(法科大学院)教授。

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