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民主党「組織対策費」36億6010万円が使途不明〜〜やはり「第二自民党」!

上脇博之

提供:上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場

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1998年分の組織活動費は70億1387万8608円で、そのうち58億5070万円が自民党の各国会議員に対し支出されていた。
1999年分の組織活動費は62億5641万8139円で、そのうち48億470万円が自民党の各国会議員に対し支出されていた。

2004年に自民党本部が国会議員一人一人に配布した「政策活動費」は34億4720万円であった(その詳細はこちらを参照)。

1999年から2004年までの「制作活動費」の毎年の総額と上位10名の国会議員への支出額は、こちらを参照

自民党の場合と新進党・自由党・民主党の場合との違いは、前者が大勢の国会議員に配布して総額が高額であるのに比べ、後者は極少数の国会議員に高額を配布していることである。

(3)以上(上記(2)の一部を除く)について紹介したのは、今年(2010年)6月下旬だった。

それから1ヶ月余りして(8月冒頭に)、民主党の小宮山洋子財務委員長は「組織対策費(組対費)」名目での支出は行わない考えを明らかにするとともに、過去の会計帳簿を専門家に再チェックしてもらっていると表明した。

私は、組織対策費としての支出の廃止を歓迎するとともに、専門家による調査結果を公表して政党としての説明責任を果たすよう求めた。

(4)しかし、その調査結果は発表されないまま、8月下旬を迎えた。

小沢一郎氏が同月26日に、民主党代表選挙に立候補すると表明したため、菅首相側は、前掲の2006年〜2008年だけではなく、昨年(2009年)の組織対策費について調査に入ったことを、同月28日明らかにした。

仙谷良人内閣官房長官の事務所費問題を朝日新聞が近日中に「スクープ」報道することが分かっており、この調査は、それに対抗する意味があったのかどうかは、分からない。)
(2010年8月29日12時06分 読売新聞)
小沢代表当時の資金配分を調査…菅氏側

 菅首相に近い民主党幹部は28日、小沢一郎前幹事長が2006年〜09年の代表当時、「組織対策費」として特定議員に政治資金を集中的に配分していたことを問題視し、調査に入っていることを明らかにした。

 9月の党代表選で小沢氏の政治とカネの問題に焦点をあてることで、首相支持につなげる狙いがあるようだ。

 これに対し、小沢氏側近の松木謙公国会対策筆頭副委員長は28日のテレビ東京の番組で、「小沢氏は近くの人だけにお金を渡しているとされるが、とんでもない間違いだ。『選挙資金を不正に使っている』と、内々で言うのは良くない」と述べ、批判した。
(この後、私のブログへの集中アクセスがあった。私の過去の投稿が紹介された結果のようだ。)

(5)その調査結果がマスコミにリークされたようだ。

下で紹介する毎日新聞のほか、月曜日(8月30日)に発売された「週刊現代」・「アエラ」が調査結果を報じている(「週刊現代」では、政治資金オンブズマン共同代表の阪口徳雄弁護士がコメントし、「アエラ」では私がコメントした)。

近日発売の他の週刊誌でも報じるかもしれない(ある週刊誌の記者から電話取材を受けたが、記事化されるのか、私のコメントが紹介されるのかは不明である)。

毎日新聞(下記)の報道によると、内部調査は2009年分のほか2010年分もなされたようで、2009年と2010年に組織活動費として計約13億7000万円の支出があったという(その内訳詳細は下の記事でも分かりづらい)。
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上脇博之

法学者。専門は憲法学。神戸学院大学実務法学研究科(法科大学院)教授。

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