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優しくて愛された日本人教師が特攻隊に行った日―中国人女性の回想

2010年09月03日10時49分 / 提供:サーチナ

サーチナ

 日本での終戦記念日は一般的に8月15日とされているが、中国では降伏文書が調印された翌日の9月3日を「抗日戦争勝利記念日」としている。この日に合わせて多くのメディアが「抗日戦争」に関する記事を掲載したり特集を組んだりしているが、天津網は学校で愛されていた日本人教師が「神風特攻隊」に参加したというエピソードを紹介した。

 このエピソードの語り手は、李恵蘭さんというおばあさん。戦争中、李さんが通っていた天津の小学校では日本語カリキュラムがあり、日本人が授業後行っていた。李さんのクラスの先生は20歳にも満たないくらいの若い男性教師だった。「当時の子どもたちの多くは断固として日本語の勉強を拒否し、日本人教師は体罰を加えながら学習を強要した」という状況の中で、李さんの先生は「とても温和で優しかった」という。児童が学習を拒んでも、怒ることなく熱心に教えようとしてくれたほか、子どもたちをわが子のように扱ってくれたという良い思い出が李さんの記憶の中には残っている。「長い間一緒に過ごす中で、クラスメイトたちは次第に先生のことが好きになっていた」と李さんは笑いながら振り返った。

 しかし、教師と児童たちの楽しい日々はあっけなく終わりを告げた。李さんが6年生となったある日、この教師による最後の授業の日がやってきたのだ。「私は神風特攻隊に参加するため、ここを去ることになった。明日からは教えることができない」…その日のことを李さんは今も鮮明に覚えているという。この教師はその日のうちに姿を消した。

 その数カ月後、戦争は終了した。「中国人が勝利に酔いしれる一方で、多くの日本人が道に座り込んで大声で泣いているのを見た。彼らに対する恨みから、囲んで暴行を働く人もいた。しかし、私はそのとき、先生が無事に日本に帰ってくれることを心の底から願っていた」と李さんは当時の心境を語った。

 幼い頃の記憶ゆえ、先生の名前が分からない。あの日忽然と姿を消してから60年あまりの歳月が流れたが、あれ以来2度と先生を姿を見ることもなく、先生に関する情報も何一つ入ってこない。やさしくてみんなに愛された先生のことを思いつつ、李さんは「今思い返しても、あの時の先生の表情には鬼気迫るものがあった。先生は初めから生きて帰れるとは思っていなかったのだろう」と語った。(編集担当:柳川俊之)



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