古い布団 リサイクル作品展示

9月2日 21時39分

地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を減らそうと、廃棄される古い布団を、バッグなどにリサイクルした作品の展示会が東京で開かれています。この展示会は今月７日まで開かれています。

この展示会は、デザイナーのグループが企画したもので、東京・新宿の会場には、布団の中綿を使ったバッグなどの作品が並んでいます。このうち、照明カバーは、中綿を卵形のケースにはり付けたもので、綿によって柔らかい明かりがともるようになっています。また、ネックレスは、婚礼布団の豪華な生地を切り取って作ったということです。作品には、リサイクルによって削減できる二酸化炭素の量も表示され、ワイン用のバッグは、１つにつき、１４０グラム減らせるということです。ごみとして出される布団は、年々、増える傾向にあり、東京２３区では、粗大ごみの中で最も多いということです。展示会を企画した小林コウイチさんは「デザイナーとして、新しい製品を送り出し、結果的にごみを出しているという罪悪感があったが、デザインの力でリサイクルすることで状況を変えていきたい」と話していました。