石川のニュース 【7月2日03時23分更新】

レジ横に「つぶやき板」 七尾のスーパー

レジ係の女性と「つぶやき」について話す甲斐さん(右)=七尾市内のスーパー
 七尾市内のスーパー「どんたく」のレジ近くに、店員がボードに思いを書いた「つぶや き」が掲げられている。七尾留学推進協議会が募集した「能登留学」インターン第1号の 大学生が考えた客とのコミュニケーション策で、買い物客の関心を集めている。

 この取り組みは「レジさんのつぶやき」と名付けられ、レジ担当の店員がボードに「き ょうミニトマトがなりました」「山口百恵さんのDVDほしいですぅ」など、自分の思い や身の回りのニュース、子や孫の成長をつづっている。

 6月下旬から市内2店舗16台のレジに日替わりで設置されており、注目度も上がって いる。「つぶやきが気になって思わず見てしまう」と話す買い物客もいるという。

 考案したのは、福岡県大野城市出身で、立命館アジア太平洋大(大分県別府市)3年生 の甲斐一生さん(21)。4月26日から運営会社「山成商事」でインターンとして働い ている。レジを味気ない場所にしたくない、との思いから始めた。

 今後は甲斐さんが考えた買い物客と店員との感動エピソード文集や、買い物客が考えた 文句やだじゃれの中から、商品宣伝用の「ポップ」の文言を選ぶ取り組みなども実施され る予定。甲斐さんは「お客様の中に、共感してもらえる人がいればうれしい」と話した。


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