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トクターヘリ共同運行へ

2010年09月03日

 県のドクターヘリの拠点病院を来年度、現在の八戸市立市民病院から県立中央病院(青森市)に移す計画をめぐり、県は八戸市側に「拠点病院が遠くなれば圏域の救急医療に響く」との懸念があることなどから、拠点病院を交代制にする「共同分担運航」を導入することを決めた。

 県によると、拠点病院となる期間はほぼ等分で(1)夏は青森、冬は気候が安定している八戸(2)1カ月ごとに交代(3)1週間のうち3、4日ずつ――などの案が出ている。

 八戸市側にはヘリを2機体制にする要望もあるが、三村知事は2日の定例会見で「(1機体制での)実績と検証をしっかり行うことで、次の段階に向かえる」と述べるにとどめた。

 運航費用は国補助も含め、1機で年2億円。ヘリには医師も同乗し、半径70キロの地域であれば、119番通報から30分以内で治療が始められるという。

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