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【グラニュース】


闘莉王が代表辞退へ 紅白戦中に右脇腹負傷

2010年9月2日 紙面から

練習中に痛めた右脇腹を押さえ、顔をしかめながら引き揚げる闘莉王(左)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスの日本代表DF田中マルクス闘莉王(29)が1日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで行われた練習中に右脇腹を負傷した。練習後に同市内の病院に直行して精密検査を受け、以前から痛めていた個所を悪化させたことが判明。2日からの日本代表合宿を辞退する可能性が高くなった。

 代表合宿直前、闘莉王をアクシデントが襲った。紅白戦中にゴール前の接触プレーで右脇腹を負傷。右脇腹を押さえ、苦悶の表情を浮かべ、そのまま練習を切り上げた。

 「ずっと引きずっていた。胸トラップも最近はしていなかった」と言うように、もともと18日の川崎戦で痛めていた個所だった。川崎戦直後にもレントゲン検査を受け、右肋(ろく)軟骨の損傷と診断され、その後も痛みを抱えながらG大阪戦、京都戦に強行出場を続け首位のグランパスを支えてきた。

 しかし、この日の練習後に精密検査を受けたところ再び患部を悪化させたことが判明。パラグアイ戦(4日・日産ス)、グアテマラ戦(7日・長居)への出場は困難な状況となり、チームに残って完治を目指すために代表合宿を辞退することが濃厚となった。

 練習直後は「オレは行きたいけれど、ドクター同士の話し合いになる。(行っても)フルではできない。練習だけ? そうなるかもね」と練習のみの合宿参加にも意欲を示していただけに無念は募る。新生日本代表の船出は、W杯南ア大会で4戦2失点の堅守を支えた守備の柱を欠いて臨むことになりそうだ。 (塚田陽一郎)

 

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