ドＳ女、同居男に駅前全裸の刑！家賃払わずブチ切れ

　全裸にさせられた彼氏が、ドＳ彼女の乗った自転車を押しながら駅前を練り歩き、お縄となった。神奈川県警緑署は１日、全裸で横浜市緑区のＪＲ十日市場駅前を歩いたとして公然わいせつの疑いで、同区の無職の男（２１）と同居する無職の女（２２）を書類送検した。女は男に服を脱ぐように指示、ママチャリにまたがり、全裸男に後ろから押させながら約３５０メートル歩かせた。男が８月分の家賃を払わなかったことに女がブチ切れたことが事の発端だった。

　女のどなり声が住宅街に響いたのは、８月２０日午前０時頃だった。「服を脱げ！」。女は路上で力任せに男の顔面を殴りつけ、蹴りも入れたという。男が言われるがままにシャツとロングパンツを脱ぐと、女は脱がせた服を自転車の前かごに。男に荷台を押させると、ペダルをこぎ出した。

　ＪＲ横浜線の十日市場駅南口のロータリーに出ると、そのまま大通りに。「なんだアイツらは！？」。靴だけ履いた全裸の男と、それを従えたママチャリの女。深夜とはいえ、２人の姿は人目を引いた。再び住宅街に入りかけたところで通報を受けたパトカーが追いつき、現行犯逮捕となった。走行距離は約３５０メートル、時間は約１５分間だった。逮捕時、女のパンチを浴びた男の目の下は赤く腫れていたという。

　緑署によると、２人は昨年９月、県内のアルバイト先で知り合い、今年１月から同区内のアパートで同居を始めた。だが、男はまもなくバイトを辞めて無職に。女のバイト代で家賃を支払っていた。「私が辞めれば、働く気になるかもしれない」と思った女は６月頃にバイトを辞めた。８月分は男が支払う約束をしていたもようだが、依然として働かない男は結局、家賃の工面ができず。女の堪忍袋の緒が切れた。

　わいせつ行為をした２人だが、その行き先は知人宅で、借金の相談に行くつもりだったという。男は「前にも全裸にされたことがある」と話している。２人とも容疑を認め同日釈放され「ばかなことをしてしまった」と反省していたという。同署によれば、２人とも神奈川県内出身。女は犯行後も男と同居を続けたいそぶりを見せていたそうだが、辱めを受けた男は懲りていた様子だったという。

（2010年9月2日06時01分スポーツ報知）