差別発言の連銀理事解任へ=「ユダヤ人に特定遺伝子」―ドイツ
時事通信 9月3日(金)0時16分配信
【ベルリン時事】ドイツ連邦銀行(中央銀行)は2日、理事会を開き、「すべてのユダヤ人は特定の遺伝子を所有している」との持論を展開したザラツィン理事(65)の解任をウルフ大統領に申請することを決めた。同大統領はザラツィン理事を批判しており、解任を承認するのは確実。発言は「人種差別」との非難を浴び、政界から解任要求が強まっていた。
ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の歴史を抱えるドイツでは、ユダヤ人問題に関する発言は慎重を要する。連銀は独立性を保持しているが、メルケル首相は「発言は受け入れられない」と解任を求める考えを示唆していた。また、同理事が所属する野党・社会民主党は、除名手続きを進めている。
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ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の歴史を抱えるドイツでは、ユダヤ人問題に関する発言は慎重を要する。連銀は独立性を保持しているが、メルケル首相は「発言は受け入れられない」と解任を求める考えを示唆していた。また、同理事が所属する野党・社会民主党は、除名手続きを進めている。
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最終更新:9月3日(金)0時32分