民間信用調査会社の帝国データバンク八戸支店は1日、三沢市の建設会社「西村産業」が自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債総額は13億5000万円。同社は同市の役員襲撃事件に絡み傷害罪などで起訴された西村ヒロ子被告が代表を務めていた。
西村産業は1959年創業。公共工事などを得意として02年ごろまで年間売上高は20億円を超えていた。しかし、公共工事削減により業績が低迷。09年の売上高は10億2900万円まで落ち込んだ。さらに事件後、国土交通省東北地方整備局から指名停止を受けたことも追い打ちとなった。【高橋真志】
毎日新聞 2010年9月2日 地方版