宮崎県えびの市の農場で牛1頭に舌のただれなどの症状が見つかった問題で、動物衛生研究所海外病研究施設(東京都小平市)に当該の牛を含むこの農場の5頭の検体を送り、遺伝子検査を依頼していた県は2日夜、口蹄疫(こうていえき)に感染していないことを示す陰性だった、と発表した。県の指導で、近くの小林市と都城市の2市場で同日の競りが中止となっていたが、3日以降に再開される。
県畜産課によると、えびの市の農場の牛には、舌のただれやよだれ、発熱の症状があった。8月27日の県の口蹄疫終息宣言を受け、都城地域家畜市場では今月1日に競りを再開。小林地域家畜市場は2日に競りを再開しようとしていた。