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口蹄疫:類似症状の牛は陰性 宮崎・えびの 

初日の競り中止が発表され、ぼうぜんとした表情の農家=宮崎県小林市で2010年9月2日、木元六男撮影
初日の競り中止が発表され、ぼうぜんとした表情の農家=宮崎県小林市で2010年9月2日、木元六男撮影

 農林水産省と宮崎県は2日夜、同県えびの市の畜産農家で見つかった家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)に似た症状を示した牛について、動物衛生研究所(東京)の検査で陰性が確認され、感染していなかったと発表した。

 似た症状の牛が見つかり、同県小林市の家畜市場は2日朝から始まった子牛の競り市を急きょ中止。市場に運び込まれていた約550頭を市場内に留め置き、都城市の乳肥素牛(もとうし)の競り市も中止した。陰性確認で小林市場は3日再開し、都城市場は同日、再開時期を決定する。

 県畜産課の児玉州男課長は会見で「通報があれば防疫員の判断を重視するしかない。競り市の中止はケース・バイ・ケースで判断したい」と述べた。

 宮崎県では先月27日、県内全域での口蹄疫の終息が宣言されたばかりだった。【木元六男】

毎日新聞 2010年9月2日 21時38分(最終更新 9月2日 23時23分)

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