ヨルダン川西岸イスラエル人銃撃事件 ハマス幹部がFNNの単独インタビューに応じる
中東和平直接交渉が2日、1年8カ月ぶりにワシントンで再開されるが、これを前に、ヨルダン川西岸で起きたイスラエル人銃撃事件に関し、犯行声明を出したイスラム原理主義組織「ハマス」の幹部が1日、FNNの単独インタビューに応じた。
ハマスのアフマド・ユーセフ幹部は「イスラエルの占領政策を訴えるための軍事行為は容認する。それは、占領政策に対する政治的、軍事的な闘いだ」と述べた。
この事件は、ヨルダン川西岸のヘブロン近郊で、走行中の自動車が銃撃を受け、イスラエル人入植者4人が死亡したもの。
この幹部は、事件はハマスの犯行と認めたうえで、ワシントンで再開されるイスラエルとパレスチナの和平交渉は「時間の無駄」と主張した。
また、1日、パレスチナ自治区ガザでは、大規模なデモが行われた。
集まった数百人の市民は、「アメリカは不公平だ」などと叫びながら、交渉反対を訴えた。
一方、アメリカのオバマ大統領は1日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談後、テロに屈せず、和平交渉を進めると強調した。
(09/02 06:07)