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　民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ

　

　弊社は、昭和３４年の創業以来、山口・柳井と愛媛・松山を結ぶ、通称“オレンジライン”を運航するフェリー会社として多くの皆様方にご愛顧いただいておりますが、このたび、昨今の経営環境の悪化を受けて、本日、平成２１年１０月１日付で山口地方裁判所に対して民事再生手続開始申立を行う運びとなり、同地裁より正式受理されました。

 

　昨年７月をピークとする最近の原油高騰による燃料高の影響と、景気対策としての高速道路料金割引の煽りを受けて収益力が急速に低下したため、現状のままでは企業存続へ向けての財政状態立て直しが困難と判断し、誠に不本意ながら民事再生申立に至った次第でございます。

 

　弊社としては、今後、再建へ向けて所要の手続を進めていくことになりますが、経営的にも、財務的にも、航路の継続と安全運航に何ら問題はないと確信しています。本日以降も、従前と何ら変わらず運航を行うこととなっています。つきましては、今後も一層、ご利用いただく方々のフェリーの利便性向上を絶えず追求していく所存でございます。

 

　皆様のこれまでのご厚情に心から感謝申し上げますと共に、多大なご迷惑とご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。今後も心地よく安心して弊社フェリーをご利用いただけますよう、弊社役員・社員一同、一層の努力を重ねる所存でございますので、引き続いて、防予汽船をご利用いただけますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

 

平成２１年１０月１日

防予汽船株式会社