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菅首相「カネまみれ変える」小沢氏「自分自身で決断しなければ」

日本記者クラブ主催の討論会を前に、握手する菅首相(右)と民主党の小沢前幹事長
日本記者クラブ主催の討論会を前に、握手する菅首相(右)と民主党の小沢前幹事長
Photo By 共同

 民主党代表選に出馬した菅直人首相と小沢一郎前幹事長は2日午後、日本記者クラブ主催の討論会に出席した。首相が「国民のために働かない役所文化、カネにまみれた政治文化を変えたい」と改革姿勢を訴えたのに対し、小沢氏は「国民生活を守る政策のため、政治家が自分自身で決断しなければならない。経済、国民生活、地域の再生に取り組む」と政治主導の実現を強調した。

 首相は「元気な日本に立て直し、生活第一の日本にしていくために頑張りたい」とも述べた。

 この後、政権運営の在り方や消費税率引き上げ、米軍普天間飛行場移設問題など主要政策をめぐり、1日の共同記者会見に続いて論戦の火花を散らした。

 これに先立ち、首相は官邸で開かれた副大臣会議に就任後初めて出席し「規制緩和こそが政治主導の最先端だという意識で奮闘してほしい」と述べ、現職の立場をアピールした。対する小沢氏は全国知事会副会長の古川康佐賀県知事と議員会館の事務所で会い、地域主権重視の姿勢を強調した。

 首相は2日午前、官邸で記者団に「元気いっぱい」と語り、再選への自信を示した。首相の陣営は選対本部長の江田五月前参院議長と首相夫人の伸子さんが1日に続き、衆参両院の議員会館の各事務所を訪ね支持を呼び掛けた。

 一方、小沢氏は知事会がまとめた経済対策や地域主権に関する要望を受け「中央政府もやることはたくさんある。地方がやった方がいいことは地方に渡すというのが、私の考えだ」との考えを表明した。地域主権に積極姿勢を示し、勝敗の鍵を握る地方議員や党員・サポーター票など「地方票」拡大に努める構えだ。

 両陣営は、地方票固めに加え、依然、態度を決めかねている100人以上の国会議員の支持獲得へ働き掛けを強める。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月02日 13:51 ]

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