中国・南京で旧日本軍の化学兵器を処理へ(09/02 06:49)

 旧日本軍が中国に残した化学兵器を処理する設備が完成し、1日に中国の南京市でセレモニーが行われました。

 日本政府の資金31億円で完成した設備は、直径2.6メートル、長さ4.8メートルの移動式の容器で、化学兵器を爆破して分解処理するものです。中国には、旧日本軍が残した化学兵器が数十万発残っていて、化学兵器禁止条約に基づいて日本政府がこれまでに4万8000発を回収しました。中国側は一日も早い全面廃棄を求めていますが、条約の期限である2012年4月までにすべてを処理するのは困難な状況です。

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