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新城市:公設助産所開設へ 医療分担制度で浜松の病院と連携 医師不足を補完 /愛知

 新城市は、浜松市北区の聖隷三方原病院と連携し、同病院の「産科オープンシステム」を利用した公設助産所を来年6月をめどに開設する。経産婦が対象だが、市内のほか、豊根村、設楽町、東栄町など東三河北部地域から年間30人程度の利用を想定している。

 産科オープンシステムは、妊婦健診、産後ケア、保健指導など「産前産後」のサポートを近くの助産所などで行い、お産は設備の整った病院でという医療分担制度だ。浜松市は全国でも同システムが進んでいる地域として知られており、今回は県境を越えた連携となる。

 新城市では、市民病院の産科が06年4月から医師不足で休診しており、出産は豊川市や豊橋市などの病院頼みという状態が続いている。

 オープンシステムを利用した助産所は、三方原病院まで車で約30分の新城市長篠地区に開設を予定している。木造平屋建て約160平方メートル。診察室や浴室などを備える。

 助産師は4人前後が勤務、病院での出産にも立ち会う。妊婦にとっては産前健診から出産、産後のケアまでがシステム化されることで、お産の安全性、安心感や利便性が格段に向上すると期待されている。市は将来的に、この助産所で出産できる体制づくりを目指すとしている。【沢田均】

毎日新聞 2010年9月2日 地方版

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