米政府、トヨタの次は現代自たたきか(上)

 米道路交通安全局(NHTSA)は8月31日、起亜自動車のソウル(SOUL)に続き、現代自動車のソナタに対する欠陥調査に着手した。

 ソナタの欠陥調査は、米国の消費者二人がハンドル操作に苦情を訴えたのがきっかけだった。先に調査対象となったソウルの場合、消費者の苦情はたった1件だった。しかし、苦情ユーザーが動画投稿サイト「ユーチューブ」に動画を掲載し、事態が急速に拡大した。

 米メディアは、ソウルとソナタのハンドル不良が、トヨタ・レクサスLSのパワーステアリング装置の欠陥と同様に電子制御上の問題ではないかと攻撃している。

 NHTSAは今回の調査について、消費者の苦情を受け、手続きに従い、欠陥の有無を確認する「予備調査」にすぎないと説明した。しかし、米政府がトヨタに続き、「現代自たたき」を始めたのではないかとの見方も聞かれる。現代・起亜自は「電子制御のような構造的な問題ではなく、単純な組み立て不良だ」と強調している。

たった2件の苦情で大規模調査

 NHTSAは、現代自が米現地で生産、販売した2011年型ソナタ1万6300台を対象にハンドルの欠陥に関する調査を行うとした。苦情2件はステアリングシャフトがハンドルから分離し、方向調整能力を失ったり、ステアリングシャフトとハンドルの連結が甘くなったりしたとの内容だった。苦情があった2台は、いずれも当月に生産された車で、走行距離は600マイル(約1000キロ)未満だった。NHTSAはこれまでハンドルの問題による事故が起きたり、負傷者が出たりはしていないとしている。

 現代自米国法人の広報担当は「ソナタの顧客二人が代理店に苦情を寄せ、2台とも修理を行った。現代自は今回の調査に積極的に協力している」と説明した。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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