「大相撲秋場所番付発表」(30日)
謹慎力士の大量番付降下に伴い、過去に例がない“最強十両”の番付が出来上がった。元大関の雅山が東十両2枚目に。関脇の経験がある豪栄道と豊ノ島が、それぞれ十両の東西筆頭に落ちた。そのほか、豊響が西3枚目、若荒雄は東6枚目、隠岐の海は東8枚目に入った。
基本的に番付が近い力士同士が対戦するため、謹慎力士同士が序盤から対戦する可能性は十分にある。十両の土俵でハイレベルな攻防が繰り広げられそうだが、もともと十両にいた力士には厳しい戦いになる。
新入幕の旭南海が、先場所勝ち越しながら十両にとどまった若天狼の気持ちを代弁した。「(幕内力士に)取り囲まれてるって言ってましたよ」。一方で、旭南海の対戦相手は十両からの昇進組が中心となるため「これは絶対ラッキーですよね」と声を弾ませていた。
(2010年8月30日)