FLASH

「円高を恐れるな」日本は75円まで対応可能

9月01日 23時06分

 先週、円が急騰し、一時83円台をつけた。テレビや新聞は「これは一大事」とばかり、円高を早急に是正せよと訴えつづけている。報道を見た多くの人は「輸出立国のニッポンは大変なことになる」と思ったことだろう。しかし、これはメディアのミスリード。
本当は日本にとって円高はいいことずくめなのだ。

「日本の新聞・テレビの論調は間違っています。円高のどこが悪いのか。通貨安で困っても、通貨高で困ることはありません。これだけ大量に金融緩和しているのに円は相変わらず世界最強のまま。これってきわめて幸福なことなんです」

 と語るのは雑誌『AERA』で辛口コラム「ここだけの話」を連載し、毎日3万人が訪れる人気ブログを運営している経済評論家「ぐっちー」さんだ。
「通貨が安いと悲惨ですよ。給料は上がらないのに物価だけが上がる。その先には国家破産です。円高なら海外に行かなくても、ガソリンも電気もモノもみんな安く買えるわけだから」

 日本は輸出立国だと思われているが、実際にはGDPに占める輸出依存度はたった15%。ところがインドだと24%、中国37%、韓国に至っては55%。日本はすべての輸出がいま止まったとしてもまだ85%が残る計算だから、円高がまったく怖くないとわかるだろう。

「財務省が出している今年上半期の貿易取引通貨別比率を見ると、輸出は米ドル48・6%、円41%、ユーロ6.3%、輸入は米ドル71・7%、円23・6%、ユーロ3.2%なんです。輸出に円を使い、輸入にドルを使う企業が多いのだから、円高でメリットを受けている企業のほうが多いのは明らかでしょ。でも、そういう話をテレビで言うと全部カットされちゃうんです。つまり、それだけメディアに対する輸出企業の力は絶大だということです」

 たしかにテレビや新聞には車や家電メーカーの広告が多い。スポンサーに気を遣って、まともな報道をしていないということか。
【FLASH】
(本誌ではさらに円高是正論の間違いを追究しています)

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