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【口蹄疫】競り再開、子豚・成豚とも高値に 畜産王国・都城市

2010.9.1 12:30
口蹄疫の終息宣言を受け再開された豚の競り=1日午前、宮崎県都城市口蹄疫の終息宣言を受け再開された豚の競り=1日午前、宮崎県都城市

 宮崎県が8月27日に口蹄(こうてい)疫の終息を宣言したのを受け、国内屈指の畜産地帯・同県都城市の家畜市場で9月1日、豚の競りが再開された。県内では約4カ月間、計8カ所の家畜市場が開催中止になっていたが、8月29日に高千穂町で牛の競りが再開した。豚の競り再開は都城市が初めて。

 市場側は購買客の不安を解消するため、車や人、家畜の消毒を徹底。鹿児島県霧島市から来た養豚農家の男性(71)は「これだけ消毒していたら安心」と10頭を競り落とし、満足げ。都城市の養豚農家、山口貢さん(73)は、子豚10頭と成豚2頭を出荷。当初は「買い付けの客が来るか心配。値段には期待できない」と不安を口にしたが、成豚が思っていたより高値で競り落とされると、ほっとした表情を見せた。

 JA都城によると、子豚は61頭、成豚は128頭が競り落とされ、1頭の平均価格はそれぞれ約1万7900円と約3万1200円。4月の競りと比較すると、子豚が約2200円、成豚も約7100円高かった。

 都城市によると、同市は平成18年時点で牛肉と豚肉の生産額が全国の市町村でトップという“畜産王国”。市内では今年6月9日に感染疑いの牛が初めて見つかり、隣接する鹿児島県への拡大が懸念されたが、迅速な殺処分と埋却によって被害を1件で食い止めた。

 宮崎県は7月27日に県内全域で家畜の移動、搬出制限区域を解除。その後、県内で飼育されている約95万頭の牛、豚すべてに異常がないことを目視検査などで確認し、ふん尿の堆肥(たいひ)化処理が終わったのを受け8月27日に終息宣言を出した。

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口蹄疫の終息宣言を受け再開された豚の競り=1日午前、宮崎県都城市

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