アップルのヤーバ・ブエナ・センターでのイベントを明日に控え、アマゾン・ドットコム(ティッカー:AMZN)が爆弾を落としました。

ウォールストリート・ジャーナルの伝えるところによるとアマゾン・ドットコムがネットフリックス(ティッカー:NFLX)に対抗してテレビ番組や映画をネットを通じて視聴者に提供するサービスを計画しているそうです。
既にGEのNBCユニバーサル、タイムワーナー、バイアコムなどにこのサービスに参加しないかと打診している模様。

アマゾンのこのサービスは今急速に注目を浴びているネットテレビ(通常の液晶テレビにインターネットへの接続機能を加えたもの)やXbox360などを想定しているようです。

アマゾンが検討している料金体系のひとつとして、既に存在する「アマゾン・プライム・サービス」の一環としてこのサービスをオファーするというアイデアが存在するそうです。

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アマゾンのこの企てはケーブルTV会社のサービスのアンバンドリング(unbundling=バラバラにすること)を加速する可能性を孕んでいます。

アンバンドリングが浸透すると「テレビ番組表」が無意味になります。例えばケービルTV会社、コムキャストのケーブル・サブスクリプション・サービスでは数百にものぼるチャンネルが消費者の好むと好まざるを得ず視聴者へPushされているわけですが、そういう「チャンネル数の競争」は全く意味が無くなる可能性があるのです。