1721年 | パリの銀行家の娘として生まれる。 平民でありながら、貴族階級の教育を受けて育てられ、成績も優秀だった。 |
1741年 | 20歳で徴税請負人と結婚し、超一流サロンへ出入りを始める。 |
1744年 | 美貌がルイ15世の目にとまり、「ポンパドゥール夫人」の称号を与えられて夫と別居。 |
1745年 | 正式に公妾として認められ、王室に迎えられ、やがて政治に関心の薄いルイ15世に代わって影で執政を行う。 当時、「私の時代が来た!」という発言があったと言われている。 政治だけでなく、美貌を活かしてファッションリーダーとして時代を牽引したり、 身の回りの品にこだわって磁器の開発を促し「セーブル王立製陶所」を作らせたり、 美食を追求してバゲットやボルドーワインを流行らせたりと、文化芸術面においてもロココ文化の原点を作った。 特に彼女が好んだピンクは、「ポンパドゥールピンク」といわれるようになった。 彼女の名前を冠した髪型は、今では定番として女性たちに浸透している。(実際のポンパドゥール夫人の髪型とは少し違うが) |
1751年 | 30歳を越える頃から王と寝室をともにしなくなったが、王には代わりの女性を紹介し続け、42歳で死ぬまで信頼と寵愛を受け続けた。 |