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2010年8月31日(火) 19:25 |
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猛暑の影響かブナの原生林に異変
猛暑は、山の自然にも異変をもたらしているのでしょうか。 国定公園の特別自然保護地区に指定されている岡山県北・西粟倉村の樹齢200数十年を誇るブナ林で、木の葉が枯れ落ちています。 31日岡山県などが現地調査に乗り出しました。
西粟倉村の、森の村・振興公社に務めるシロハタさんです。 先週、ブナの木の異変に気づきました。 西粟倉村からの報告を受け、31日岡山県の職員が現地調査に乗り出しました。 国定公園の自然保護地区にも指定されている西粟倉村のブナ林です。 針葉樹と広葉樹が混在し、例年なら山が青々としている8月です。 今年は、ブナの森だけが一足早い紅葉でも迎えたかのようです。 落葉も進んでいます。 この一帯に広がる83ヘクタールのブナ林は景観の美しさと樹齢200数十年を誇る原生林の森として知られています。 森林が、村の誇りと謳う道上村長も不安を隠せません。 この森は、吉井川の源流となっています。 山の上流に向かって進むにつれ、水が枯れていきます。 何が原因で、ブナの木が枯れたのか? 岡山県は、山に入って調査を始めました。 ブナの落ち葉を持ち帰って分析するなど調査を継続する方針です。 思わぬ異変に首を傾げる村の人たち。 美しい紅葉のシーズンへの影響は最小限に食い止めたい、そんな思いが滲む今年の夏です。
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