京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の授業を街宣活動で妨害したなどとして京都府警に逮捕された「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の幹部ら4人について、京都地検は31日、威力業務妨害などの罪で起訴した。いずれも起訴内容をおおむね認めているという。
起訴されたのは、在特会副会長で電気工事業の川東大了(かわ・ひがし・だい・りょう)容疑者(39)=大阪府枚方市=ら大阪、京都、兵庫に住む30〜40代の男4人。組織犯罪処罰法違反容疑などで書類送検された別の男7人については「川東容疑者らに誘われて街宣に参加し、妨害の程度も低い」として不起訴処分(起訴猶予など)にした。
一方、京都区検は31日、同校の前校長(53)=3月末で退任=を、児童公園に朝礼台やスピーカーなどを設置したとする都市公園法違反の罪で略式起訴した。