2003年3月19日にアメリカが主体となり開戦。フセイン政権は崩壊したが、開戦理由の大量破壊兵器の保有はなかった。[関連情報]
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8月31日、イラク戦争開戦から7年半に及んだ駐留米軍の戦闘任務が終了へ。写真はバグダッド北部の基地から撤退する米軍部隊。27日撮影(2010年 ロイター/Thaier al-Sudani) |
米軍死者4400人、戦費58兆円超=傷跡深く戦闘任務終結―イラク戦争
【ワシントン時事】オバマ米大統領は31日、イラク駐留米軍の戦闘任務が終結したことを正式に国民に宣言する。2003年3月の開戦から7年5カ月。ブッシュ前大統領が開戦の大義名分にした大量破壊兵器は見つからず、米軍死者は約4400人に達した。戦費は総額7000億ドル(約58兆円)を超える。イラク民間人の死者は10万人に上り、イラク、米両国に大きな傷跡を残した。(時事通信)[記事全文]
◇8月31日に米軍の戦闘任務が終了
・ [動画ニュース]イラク駐留米軍、戦闘任務が正式に終了 - 「すでに主要戦闘部隊は撤退」。TBS(9月1日)
◇治安悪化が懸念される
・ 治安悪化と政治空白 イラク住民の不満 - 産経新聞(9月1日)
・ イラク国民が向き合う不確かな将来 - ウォール・ストリート・ジャーナル(8月30日)
・ 米軍消えたバグダッドを歩く「逃げ場はない」 - 読売新聞(8月29日)
◇2003年3月に開戦
・ 日米同盟の絆問いかけるイラク戦争と対テロ戦 - 産経新聞(9月1日)
・ イラク駐留米軍が戦闘任務終了へ、開戦から7年半 - ロイター(8月31日)
・ イラク戦争 - 関連情報エリア
ニュース
- 日米同盟の絆問いかけるイラク戦争と対テロ戦(産経新聞)1日 - 8時11分
- イラク駐留米軍 戦闘任務終了 揺らぐ「責任ある撤退」(産経新聞)1日 - 7時57分
- きずな再確認された日米同盟のいま イラク駐留米軍 戦闘任務終了 (産経新聞)1日 - 7時57分
- 米軍死者4400人、戦費58兆円超=傷跡深く戦闘任務終結―イラク戦争(時事通信)1日 - 7時11分
- 米軍のイラク任務終了 揺らぐ「責任ある撤退」(産経新聞)8月31日 - 23時37分
- 米軍の戦闘任務終了=過激派のテロ警戒―イラク(時事通信)8月31日 - 23時37分
- イラク駐留米軍が戦闘任務終了へ、開戦から7年半(ロイター)
8月31日 - 10時11分
- <イラク>フセイン元大統領、最後まで現実離れ 捜査官証言(毎日新聞)8月30日 - 11時26分
- <パウエル元米国務長官>「イラク戦争は避けられた」(毎日新聞)8月28日 - 13時26分
- パウエル元米国務長官 「イラク戦争は避けられた」(毎日新聞)
8月28日 - 13時26分
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イラク戦争
開戦から5年を迎えたイラク戦争の概要(2008年3月20日)2003年3月、アメリカのブッシュ大統領は、イラクの当時のフセイン大統領が、大量破壊兵器を密かに開発し、それが国際テロ組織アルカーイダの手に渡る恐れがあるとして、イラク戦争に踏み切りました。フセイン政権はわずか3週間で崩壊し、アメリカの主導で、新しい国づくりが始まりました。その後、イラクでは、反米武装勢力によるテロや攻撃が相次ぐ中、新しい憲法に基づく選挙が行われ、おととし5月、正式な政府が誕生しました。しかし、これと相前後して、イスラム教の異なる宗派の間で激しい抗争が起き、治安が急速に悪化しました。
- [用語]フセイン - Yahoo!百科事典
- アジアを読む「不安ぬぐえぬイラク情勢」 - NHK解説委員室(2009年9月10日)
経緯
2003年 | 3月20日 | 米英軍等、対イラク軍事行動開始 |
5月1日 | ブッシュ大統領、イラクにおける主要な戦闘の終結宣言 | |
5月22日 | 国連加盟国に対しイラク復興支援等を可能とする決議(国連決議1483)が大多数の賛成を得て採択 | |
7月13日 | イラク統治評議会発足 | |
8月19日 | バクダッドの国連本部事務所に対する爆弾テロ。国連事務総長特別代表セルジオ・デメロ氏死亡 | |
10月23日 | マドリードにおいてイラク復興支援国際会議開催(〜24日) | |
12月13日 | 米軍、イラクにおいてフセイン元大統領を拘束 | |
2004年 | 6月1日 | イラク暫定政府発足。統治評議会解散 国連安保理、イラク復興に関する決議1546を全会一致で採択 |
6月28日 | イラク暫定政府に統治権限移譲 | |
2005年 | 1月30日 | イラク、国民議会選挙 |
4月28日 | イラク移行政府発足 | |
10月15日 | イラク、憲法草案の国民投票実施 | |
12月15日 | イラク、恒久憲法に基づく国民議会選挙を実施 | |
2006年 | 5月20日 | イラク新政府発足 |
6月8日 | イラク政府、米軍の空爆でザルカーウィーが死亡したと発表 | |
7月13日 | イラクのムサンナー県において多国籍軍からイラクへ治安権限移譲 | |
12月30日 | フセインイラク元大統領死刑執行 | |
2007年 | 1月10日 | ブッシュ大統領、イラクへの増派を決定 |
9月3日 | ブッシュ米大統領がイラク訪問 | |
9月5日 | 米下院が米軍の「テロとの戦い」に対する日本の支援に感謝決議 | |
9月13日 | ブッシュ米大統領、イラク増派部隊の撤退を開始する旨発表 | |
9月14日 | ブッシュ米大統領、イラク政府の進捗に関する最終報告を発表 | |
12月18日 | 国連安保理、イラクの多国籍軍駐留期間を1年間延長する決議案を採択 | |
2008年 | 12月17日 | 英国のブラウン首相がイラク駐留の英軍部隊は2009年5月末までに任務を終了し、撤退を開始すると発表 |
2009年 | 1月22日 | オバマ大統領が2009年イラク駐留米軍の撤退に向けた計画策定を軍首脳陣に指示 |
2月27日 | オバマ大統領が2010年8月までにイラク駐留米軍の全戦闘部隊を撤収させると表明 | |
6月29日 | イラク駐留米軍、都市部からの撤退完了 | |
出典:平成20年版防衛白書 防衛年表(PDFファイル)|AFPBB News 用語:ウィキペディア |
戦後処理問題
米軍地位協定
イラク駐留米軍の主要基地 | 米軍のイラク駐留に関する調査 |
---|---|
2008年11月16日 | イラク政府がイラク駐留米軍の2011年末までの完全撤退計画を含む米軍地位協定案を承認 |
11月21日 | イスラム教シーア派反米指導者ムクタダ・サドル師の支持者による抗議集会が行われる |
2009年 | |
AFPBB News |
日本の動き
2004年1月中旬 | イラク復興支援特別措置法に基づき陸上自衛隊の先遣部隊をイラク南部のサマワに派遣 |
2月3日 | 陸上自衛隊本隊がサマワに出発 |
2006年6月20日 | 小泉首相(当時)がサマワ派遣の陸上自衛隊の撤退を正式表明 |
7月 | 撤退が開始。下旬には全部隊が帰国 |
2008年11月28日 | イラク派遣空自の撤収を防衛相が発令 |
12月23日 | イラク支援撤収、空自140人が帰国 |
読売新聞「イラク情勢」 |
意識調査
- イギリスで再び高まる「イラク戦争の是非」 イラクに自衛隊を派遣した日本の判断は妥当だったのでしょうか? - goo ニュース畑(2009年11月26日-12月16日)
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