香港の映画スター、ジャッキー・チェン(56)が、香港からの観光客8人が死亡したマニラのバス乗っ取り事件でフィリピン警察の対応をかばったとしてインターネット上で非難を浴び、30日までに自身の公式ホームページで謝罪した。
チェンは事件後、「ツイッター」で「もし警察がすぐに犯人を射殺していたら『なぜ交渉しなかったのか』と言われただろう」「このような事件は世界のどこでも起こる」と指摘。香港ではフィリピン警察への批判が強く「香港人を代表する資格はない」との非難が出ていた。
チェンは27日付の声明で「米国の助手が自分の代わりにツイッターに書き込んだもので、真意を伝えていなかった」と釈明し「自分はフィリピン人を憎むことはしないと言いたかった。誤解を与えて申し訳ない」と謝罪した。
(2010年8月31日)