Bs金子千、14勝目!球団25年ぶり“10連勝”の快挙
自身10連勝で14勝目。両手を広げて「10」をつくる金子千 |
<オリックス8−4西武>敵地の観客席からは「よっ!沢村賞」という祝福の声が飛んだ。奮闘を物語る賛辞の歓声。中5日で先発した金子千が6回1/3 5安打4失点の粘りをみせ14勝目を挙げた。
「最初に簡単に点を取られてしまったのが反省です。ただ気持ちを切り替えて、しっかり投げることができた。ただ最後まで投げたかった…」
序盤は苦戦を強いられた。初回1死三塁から中島に左中間に被弾。2点を追う3回にも失点を喫した。「最初はマウンドが合わなかった。全力で投げると違った」。前日8月30日は全体練習で不慣れなマウンドを入念にチェック。しかし本番の全力投球では間隔が一変した。それでも好成績が示すように持ち前の対応力で克服。岡田監督も「4回ぐらいから(マウンドに)慣れてきた」と目を細めた。自らのリズムを取り戻した右腕は3回以降は1安打7奪三振の力投を繰り広げて中継ぎ陣にバトンを託した。
「(いつ連勝が止まるかと)ずっと思っている。でも、そうならないようにやっています」
連勝ストップの重圧に苦しみながらもマウンドでは貫禄の投球を続けている。これで西武戦は4勝目。球団記録としては阪急時代の85年・佐藤義則(11連勝)以来25年ぶりの10連勝だ。7月に続き8月も無キズの全勝。指揮官も「10連勝?大事なところで(先発)いってるのにな」とたたえた。Aクラス進出を狙う猛牛は2分けを挟み4連勝で単独4位に再浮上した。
試合結果
[ 2010年9月1日付 ]
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