金総書記　ジョンウン氏後継を中国側に説明

　複数の中朝関係筋は３１日、北朝鮮の金正日総書記が５月上旬に訪中し、北京で中国の胡錦濤国家主席と会談した際、自身の三男、金ジョンウン氏の後継体制構築について説明していたと明らかにした。金総書記は８月３０日までの中国訪問で「（友好関係を）代を継いで強化発展させる」などと発言。異例ともいえる今回の訪中では、今月上旬に招集される朝鮮労働党代表者会を控え、後継体制に関する中国側の理解と支持を確認することが目的の一つだった可能性がある。

　共同電によると、５月の会談で胡主席は、後継問題への直接の言及は避け、中朝の伝統的な友好関係を「子孫代々伝えることは、中朝双方の共同の歴史的責任だ」との趣旨の表現で応じたという。

[ 2010年09月01日 ]