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相撲協会が暴力団排除宣言…退路断たれた

反社会勢力の排除を宣言する放駒理事長(壇上)
反社会勢力の排除を宣言する放駒理事長(壇上)
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 相撲協会は、東京・両国国技館で理事会と評議員会を開き、暴力団等排除宣言を承認。放駒理事長(元大関・魁傑)が理事や白鵬らを従え、7項目の宣言文を読み上げた。

 宣言では暴力団を本場所や部屋後援会、祝勝会から排除し、飲食やゴルフなどの交際禁止を掲げた。違反した協会員には解雇を含む厳正な措置をとる。放駒理事長は「これで終わりではない。二度と問題を起こさないようにしっかりやっていきたい」と話した。

 当初、放駒理事長は新たに野球賭博関与が発覚した十両の松谷(松ケ根部屋)の問題などを処理した後に宣言する意向だった。だが、秋場所でのNHKテレビ中継の再開や幕内優勝力士への天皇賜杯贈呈の復活などについて世間の理解を得るため、早期の宣言実施を迫られていた。ただ、宣言は歴史的に暴力団関係者とのつながりが指摘される相撲界にとってはもろ刃の剣となる可能性もある。協会関係者は親方衆と暴力団関係者が今でも飲食店で同席しているなどの情報提供が後を絶たないという。ある理事は「これで退路を断たれたようなもの。大変だよ」と漏らしていた。

 【暴力団排除宣言の骨子】

 (1)暴力団を本場所会場、巡業会場、部屋、後援会、祝勝会などに入れない

 (2)興行、部屋・宿舎の運営や金銭の貸借など、あらゆる取引に関与させない

 (3)金品や便宜、もてなしを受けない。飲食、ゴルフなどの交際は一切しない

 (4)野球賭博など違法行為はしない。力士を育成する部屋の責任を自覚し、健全な運営に努める

 (5)協会関係者と反社会的勢力の接触を知った時はただちに協会に報告し、その関係を絶つ

 (6)違反した協会関係者については解雇を含む厳正な措置を取る

 (7)相撲会場における粗暴行為、ダフ屋行為、物品の無許可販売など不正行為に対して断固たる措置を取る

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