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守備重視で流れつかんだ錦織「棄権はびっくりした」

男子シングルスで2回戦進出を決めた錦織圭
男子シングルスで2回戦進出を決めた錦織圭
Photo By 共同

 【全米オープンテニス】第2セットを錦織が5―2とリードしたところで、世界ランキング69位のコロレフが棄権した。第1セット終了後に治療を受けるなど、利き腕を痛めていたことは分かっていたが、錦織は「棄権するとは思わなかった。びっくりはした」。思わぬ形での1回戦突破に、神妙な面持ちだった。

 第1セットはタイブレークの末にものにした。序盤は2度のブレークで3―0とリードし、「油断もしたし、消極的になった」と、その後4ゲーム連続で奪われるなど不安定さものぞかせた。だが、5―6から「どんどん打っていこうと決めた」と腹をくくるとショットに力強さが戻り、タイブレークでは7ポイントを連取。「満足している」と手応えを口にした。

 強打のコロレフを「フラットで、(ベースライン)ぎりぎりまでハードヒットしてくる。やりにくい選手」と警戒した錦織は、この日「ミスもある。攻めより守備重視。自分の求めるテニスじゃないけど」と、相手に合わせる作戦で始め、そこから流れを引き寄せた。第2セットは、相手の不調もあったが完全に錦織ペース。勝利のために、柔軟にプレーする冷静さがあった。

 2回戦は、2年前のツアー大会で完敗した第11シードのチリッチと当たる。1歳年上で世界ランク13位の相手に「悪いイメージがある」と話す錦織だが、「自分もレベルアップしている」と、最後はちらりと負けん気をのぞかせた。 (共同)

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年08月31日 09:38 ]

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