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【プロ野球】

猛虎!!毎回20安打5発12点

2010年8月30日 紙面から

ヤクルト−阪神 1回無死、左前打を放つマートン=神宮球場で

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◆阪神12−5ヤクルト

 猛虎にはこういう勝ち方がよく似合う。神宮の夜空に打ち上げた大きな花火。ヤクルト投手陣に5本塁打を浴びせ、12点。がっちりと首位をキープした。

 城島は今季2度目の1試合2発。2回には勝ち越しソロの金本と2者連続で競演し、1点差に迫られた5回2死一塁では左翼席へ24号2ラン。「前の回に本塁打を打たれちゃいけない場面で、畠山に本塁打されてたからね。すぐに取り返せて良かったよ」。リード面の失敗をバットで取り返し、中4日で先発した久保を必死に盛り上げた。

 1試合5本塁打は今季6度目。これはバース、掛布、岡田らを擁し、球団初の日本一に輝いた1985年の5度を早くも抜いた。真弓監督は「比較するのはよくないかもしれないけど、今年の打線の方がつながりもあるんじゃないかな。下位打線に迫力がある」。当時のVメンバーであるだけに、その言葉に重みがある。

 本塁打だけじゃない。安打数は今季チーム最多タイの20安打。連夜の4安打をマークしたマートンは、シーズン7度目の4安打で球団記録を更新した。「神様のおかげだよ。シーズンはいい時も悪い時もあるし、その日やれることを一生懸命やるだけ」。1年目の助っ人は、高卒1年目の秋山が前夜、先発初勝利したことにも「頑張っていたし、刺激を受けた」という。

 31日には約1カ月ぶりに甲子園で公式戦。「いい形で甲子園に帰れるし、腰をすえてやれると思う」と真弓監督。熱い声援も味方に、一気に混戦を抜け出すつもりだ。 (大久保晋)

 

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