マー君今季絶望か　右大胸筋部分断裂で全治３週間

　マー君の今季復帰が絶望的となった。２９日の西武戦で右胸の筋肉の張りを訴えた楽天・田中将大投手（２１）が３０日、仙台市内の病院で検査を受け、右大胸筋部分断裂で全治３週間と診断された。３１日にも出場選手登録から抹消される。投球動作に重要にかかわる体幹筋の故障でもあり、このままシーズンを終える可能性も出てきた。

　球団広報は「今後については３１日のコーチ会議で話し合う。田中は３１日は自宅で静養する」とコメント。実戦復帰は、順調に回復しても９月下旬の見通し。現在発表されている日程では、９月２６日のソフトバンク戦（Ｋスタ宮城）が最後で、その後、２試合が未発表分として残っている。例え登板できても、１、２試合。その時点でＣＳ進出の可能性が残っていない限りは、治療に専念させるもようだ。

　田中は２９日、先発した西武戦の３回に違和感を訴えたものの、続投。８５球、６イニング２失点で降板後はアイシング治療などを受け宿舎に戻った。今季は２０試合で１１勝６敗、防御率２・５０。キャンプ前に右足首を故障、７月に右太もも裏の肉離れで一時離脱するなど、けがに泣くシーズンとなった。