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中日・落合監督、逆転勝利にも怒り心頭

2010.8.31 23:18
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特集 : 中日
中日・落合監督、逆転勝利にも怒り心頭
中日・落合監督=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)【フォト】

 (セ・リーグ、中日9−3広島、19回戦、中日12勝7敗、31日、ナゴヤドーム)試合後のグラウンドで、中日の投打のヒーローとなったチェンと荒木が笑顔を振りまく裏で、落合監督の声は怒りで震えていた。「緊迫感がない。あと20何試合、優勝を争うチームがやる試合じゃない」。

 2点を追う四回。無死一、二塁で藤井が送りバントできなかった。この後に四球やチェンの内野安打が出るなど打線がつながり、4−2と逆転したため目立たなかったが痛いミスだった。

 六回も無死一、二塁で荒木がバント失敗の捕邪飛に倒れた。この回も3点を加えたが、こちらも展開次第では致命的だ。救援陣もピリッとせず、八回から登場した清水昭、小林正は得点圏に走者を背負って1回を投げきることができなかった。

 4カードぶりに3連戦の初戦をものにした。1週間後、阪神戦に登板予定のチェンが107球と余力を残して降板、浅尾や岩瀬を休ませられたのも大きい。ただ、首位の阪神より7試合も残り試合が少ない3位という立場を考えれば、どこが相手でも落とせない試合が続く。荒木はお立ち台で「残りの試合もがむしゃらに全力でプレーしたい」と話した。9−3の勝利で見せた指揮官の怒りを選手はどう受け止めるか。逆転優勝の鍵はそこにある。


この記事のフォト

中日・落合監督=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
お立ち台の中日・チェンと荒木=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
4回、右中間に逆転のタイムリー3ベースを放つ中日・荒木=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
6回、中日・藤井が右前にタイムリー=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
4回、内野安打で打線をつなぐ中日・チェン=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
1回、先制タイムリーを浴びた中日先発のチェン=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)

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