東京中日スポーツ 55周年企画
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【大リーグ】上原 1球でセーブ!!2010年8月31日 紙面から 【アナハイム阿部太郎】オリオールズの上原浩治投手(35)はエンゼルス戦でわずか1球で4番ハンターを二飛に打ち取り、21日のメジャー初セーブから連続の4セーブ目を挙げた。チームは対エンゼルス戦6連勝を飾り、今季初の敵地スイープを果たした。 秒殺だ。1−0の9回2死一、三塁。本塁打ならサヨナラ負けの場面で、89マイル(約143キロ)の外角直球1球だけで試合を終わらせた上原は「半分開き直り。(本塁打でも)まぁいっかと思いながら投げた」。今の真っすぐに自信があるからこその直球勝負。打ち取られたハンターは「実際はそうでもないけど、95マイル(約153キロ)ぐらいに見えるんだ」と舌を巻いた。この3連戦で「一番いい打者」と尊敬する松井との勝負はお預けとなったが、自身「初めて」という1球締めで登板試合は10連勝中だ。「試合に出ることが一番の楽しみ」。上原が今、最も充実した日々を送っている。
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