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旧広島市民球場53年の歴史に幕…カープOBら最終試合

 9月から閉鎖・解体される旧広島市民球場(広島市中区)で31日、プロ野球広島カープのOB選手と地元の大学生が記念の交流試合を行い、53年間の歴史に幕を閉じた。

 広島地方気象台によると、この日の広島市は最高気温36度。達川光男さん(55)ら往年の選手8人が炎天下のグラウンドでプレー、「ラストゲーム」は4回裏で終わり、6対6で引き分けた。

 試合後の終球式で投手役を務めたOB会会長の長谷部稔さん(78)は「終戦後、ここは焼け野原だった。一緒に半世紀やってきた球場に感謝したい」と感無量な様子。

 主催した学生サークル「エントランス」代表で広島修道大4年の橋本沙代子さん(21)は「旧球場がみんなに愛されてきたことを再確認した。これからもその歴史と文化を伝えたい」と話した。

 1957年完成の旧球場は、被爆地復興のシンボルとして長年親しまれたが、老朽化によりカープの本拠地はマツダスタジアム(同市南区)に昨春移された。31日は、正面玄関に掲げられた旧球場の看板も下ろされた。

 市は年内に解体作業に着手、右翼スタンドの一部を残し緑地広場として跡地整備する計画。これに反対の住民らが解体禁止を求める仮処分を広島地裁に申し立てている。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年08月31日 18:55 ]

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