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【口蹄疫】発生農場に「観察牛」導入 宮崎県
口(こう)蹄(てい)疫問題で宮崎県は31日、農家の経営再開を前にウイルスの無害化を確認するため、発生農場などの一部を対象に試験的に飼育する「観察牛」を導入した。対象は高鍋町の県立農業大など県の施設と、日向市、西都市、新富町の発生農場など計9カ所。
午後0時半ごろ、農業大に県外から仕入れた子牛25頭が到着。抗体検査のために採血した上で、農家らが数頭ずつトラックに積み、それぞれの農場へ向かった。
積み込み作業を終えた西都市の農家、金丸隆美さん(26)は「実際に病気が出た牛舎に入れることに多少の不安はある。それでも、飼育する期間は、うちの牛として責任をもって扱いたい」。県畜産課の谷之木精悟主幹は「この試験で農場の清浄性を確認し、安心して経営再開できるようにしたい」と話した。