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熱中症で80歳女性死亡、前夜に通報も出動せず

8月30日13時9分配信 産経新聞

 埼玉県蕨市のマンションで7月24日朝、一人暮らしの無職女性(80)が自室で熱中症のため死亡しているのが見つかった事件で、マンションの管理人が前夜に119番通報したものの、蕨市消防本部が出動していなかったことが30日、同本部への取材で分かった。

 同本部によると、7月23日午後7時5分ごろ、「80歳の女性が食欲不振で動けない状態だ。今はアイスクリームを食べている」とマンションの管理人から119番通報があった。話が長時間になりそうだったため、対応した隊員は回線がふさがることを心配して本部の加入電話でかけ直すように指示、相手は「分かりました」と応じたが、電話はかかってこなかった。

 県警蕨署によると、女性は翌24日朝、自宅の和室で死亡しているのが見つかった。死亡推定時刻は23日午後10時ごろだった。

 蕨市消防本部は「電話がかかってこなかったので、通報者が病院に連れて行くなど対応したと判断した」と説明。「出動を断ったと受け取られてしまった点は改善しないといけない。現在は職員に迅速な対応を徹底させている」と話している。

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最終更新:8月30日13時9分

産経新聞

 

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