ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 兵庫 > 記事です。

兵庫

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

フォーラム:「地域医療を守る」 東播磨臨海救急医療協、来月12日加古川で /兵庫

 東播磨の4市町(加古川・高砂市、稲美・播磨町)でつくる東播磨臨海救急医療協会は9月12日、市民を交えた「地域医療を守る」をテーマにしたフォーラムを開く。協会が運営する加古川夜間急病センター(加古川市米田町)の開設30周年記念事業。医師不足が常態化する中、医療現場の実状を知ってもらい、市民と一緒に地域医療を考えるのが狙い。

 センター(内科・小児科)は年中無休の1次救急診療として80年に開設。午後9時~午前6時の診療だったのが、医師不足から、小児科は08年度から未明時(午前0~6時)の診療を休診している。

 センターのまとめでは、患者数は年間1万1000~1万2000人で推移。08年度は1万1405人(うち小児科6235人)だったが、09年度は新型インフルエンザの流行で1万4678人(同8020人)と増えた。

 一方、「コンビニ受診」と呼ばれる不要の診療が多いのも事実という。夜間の子どもの発病に適切に対応するためのマニュアル冊子も配布しているが、センターは「患者の立場からも、地域医療を守るために積極的にかかわってほしい」としている。

 フォーラムは午後1時半~4時、加古川プラザホテル(加古川市加古川町)で。松尾雅文・神戸大大学院医学研究科小児科学教授が「小児医療体制の再編と地域小児医療」と題して基調講演後、地元医師らを交えて「医療現場から地域医療を考える」をテーマにパネルディスカッションする。

 入場無料。定員250人。夜間急病センターにファクス(079・434・2131)か電話(431・8051)で申し込む。【成島頼一】

〔播磨・姫路版〕

毎日新聞 2010年8月31日 地方版

PR情報

兵庫 アーカイブ一覧

 
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド