2006年03月22日

[INK] インクpH研究 進捗状況と過去の報告

 インク研究、進捗状況を報告いたします。

本日、送付・返送用の封筒と、ジップ付きビニール袋を購入してチューブの入荷を待つ段階です。

pH測定器はメーカーに調整をお願いしているところです(あまりに放置されていたため)


 ところで、pHは比較的簡単に測れるものですので、過去にも(現在にも)インクのpHを測定したという話は多くあります。

 例えば、1930年代のパイロットでも測定した、という記事が残っています(パイロットのペンステーションで一部閲覧可能)。

その報告によれば

パイロット(黒):10.5

パイロット(青):1.5

シェーファー(青):1.2

ウォーターマン(青):0.9

などとなっており、青系のインクが未酸化インクで沈殿防止に酸性にしなければならなかった歴史がうかがえます。黒色の10.5というアルカリ性には驚きますが、染料系なのか、カーボン系なのか。。。今のインクはどうなっているのだろうか。。。楽しみなところです。


 サンプルに関しては、まだあまり協力者の方が増えていません。どうぞよろしくお願いします。  

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Posted by stand_talker at 18:00│Comments(4)TrackBack(0)この記事をクリップ![INK] 

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この記事へのコメント
もう、始まっちゃってますね・・・凄い!!。
インク、とりわけ科学的なことには疎いので、外野での応援しか出来ませんが。
ペンマンのことや・・・個人的にはペリカンのインクを恐れていました。
いろいろなことが解明されることを期待しております。
Posted by らすとるむ at 2006年03月22日 20:26
らすとるむさん
 そうですよね。「恐い」って事、ありますよね。
 インクの成分が判れば、アクリルや種々の樹脂、銀などの金属との相性も判ってくるでしょうし。
 ガスクロマトグラフィー、落ちてないかなぁ。(^_^)
Posted by stand_talker at 2006年03月22日 21:19
ペンマンインクはどれも中性付近で、非常に安全なインクという触れ込みじゃったが、溶剤が軸を溶かす事が後に判明した。

同じインクを濃縮して使う人がいるが、その場合pHがどう変化しているのかも知りたいので、貴重な濃縮液も送ってあげてくださいね。

拙者のインクは全て脚立が必要な棚の上にあるため、あと2ケ月ほどはアクセス出来んでな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年03月23日 04:49
わぁ、もうはじまっちゃいましたね。
週末にはインク瓶を数えて申請します。
ひとつ、ふたつ、みっつ、たくさん、たくさん、たくさん...。
嗚呼!
Posted by ぱいたん at 2006年03月23日 06:51