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暴力“断”へ7カ条…理事長、排除宣言

 協会員幹部を代表し、暴力団排除宣言をする放駒理事長=両国国技館(撮影・金田祐二)
 協会員幹部を代表し、暴力団排除宣言をする放駒理事長=両国国技館(撮影・金田祐二)

 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で臨時の理事会と評議委員会を開き、放駒理事長が「暴力団排除宣言」をした。横綱白鵬や協会各理事が同席する中、放駒理事長が報道陣に向かって読み上げた宣言文の中には、暴力団との関係を絶つための具体案7項目が盛り込まれ、暴力団との関係根絶への決意を示した。

 相撲界は、暴力団の資金源の一つとされる野球賭博や、暴力団組員の維持員席での観戦などの不祥事が続き、暴力団とのつながりが大きな問題となっていた。公益財団法人の認定を目指している相撲界にとって、暴力団排除が課題の一つで、すでに暴力団等排除対策委員会を設置し、暴力団対策に着手している。

 放駒理事長は「一応の線を引いた。これから絶対に起こらないように線を引いた気持ち。9月場所も間近に迫ってますし、いったん区切りをつけて、今後に向けて対策を考えていく」と話した。一方、横綱白鵬は「新しいスタート。強い気持ちになっている。相撲道発展のために精進と努力をする」と語った。

(2010年8月30日)





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