新番付を手にする栃煌山。左は春日野親方=東京・墨田区の春日野部屋
「大相撲秋場所番付発表」(30日)
新関脇の栃煌山が、「ストップ・ザ・白鵬」に名乗りを上げた。「横綱は連勝が懸かっているが、こっちは緊張することがない。緊張するのは横綱の方だと思う。勝つつもりで思いっきりいきたい」と、力強く連勝ストップを宣言した。
「(関脇昇進は)うれしい。上には横綱と大関しかない。責任ある位なので、自覚を持ってやりたい」と意欲十分。日本人としては大関魁皇に次ぐ2番目の地位となる。「暑くて食欲ないけど、どんぶり3杯は食べるようにしている」と、体調管理も万全だ。
師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「日本人として期待の星。本人も自覚して結果を残してもらいたい」とハッパ。「(白鵬と)同じ四つ身の栃ノ心と、いいけいこができている。楽しみ」と、“横綱退治”にも期待をかけた。
(2010年8月30日)