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コントラバス盗んだ容疑者「ネットで見て欲しくなった」

2010年8月31日11時49分

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 コントラバス奏者の斎藤輝彦さん(57)=東京都三鷹市=の自宅で今年5月、コントラバス5台など(計約5326万円相当)が盗まれた事件で、警視庁は31日、別の事件で逮捕された神奈川県厚木市戸室1丁目、会社員藤田雄也容疑者(26)を窃盗などの疑いで再逮捕し、発表した。藤田容疑者は約1年前からコントラバスを習っていたといい、「インターネットで斎藤さんのコントラバスを見て、欲しくなった」と容疑を認めているという。

 目黒署によると、藤田容疑者は、斎藤さんが留守にしていた5月1日から同月4日の間に、1階勝手口の窓ガラスをガスバーナーで焼き切って侵入。2回にわたり、コントラバス5台、弓19本などを盗んだ疑いがある。4日に旅行先から帰宅した斎藤さんが被害に気づいた。斎藤さんによれば、コントラバスはいずれもイタリア製で、1700年代後半〜1927年に作られた。うち2台は時価1千万円という。

 藤田容疑者はレンタカーでワンボックス車を借り、1回目にコントラバス3台、2回目に2台を持ち出したという。自宅からは斎藤さんのコントラバスのほか、別の場所から盗んだとみられるコントラバス1台も見つかった。自らもコントラバス(80万円相当)を所有していたという。

 斎藤さんはコントラバスの販売も手がけ、自宅で展示していた。藤田容疑者は「以前に見に行ったことがある」と供述しているという。

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