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「有田焼」中国で商標登録 業界が対応検討

2010.8.30 16:13
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 日本を代表する磁器「有田焼」の名称が中国で商標登録されていることが30日、分かった。中国市場進出を狙う地元陶磁器業界にとって大きな障害で、産地の佐賀県有田町や業界団体が対策を検討している。

 県流通課によると、中国で食器を販売する個人が中国商標局に2002年11月に申請。04年11月に10年間の期限で商標登録された。

 9月末から上海市の百貨店で開かれる物産展「日本佐賀産品展」に有田焼を出品するのを機に県が調査し、同局のホームページ上で判明した。

 「有田焼」の名称が使えないため、期間中は「日本有田産」や「ARITA−CERAMICS−JAPAN」などの名前で売り込む。

 有田町の「戦略アドバイザー」の田中秀範さんは今後の対策について「中国商標局に期限切れ後の再申請を行うか、世界ブランド化もにらんで、新しい英語表記での登録を考えたい」と話している。


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