アクロス 株式会社
日本アイ・ビー・エムのミドルウエアに特化し、高品質のサービスを展開
少数精鋭の技術専門家集団
acro(頂点の、先端の、を意味する接頭語)から
広がる未知数のXを表現した社名
「IT業界は会社の規模、内容など裾野が広いため、お客様に対して間口を広げ、我々は何でも出来ます!という「何でも屋」的なスタンスの会社が多く見受けられます。我々はそのような企業とは一線を画し、2つの事業領域を深く追求する少数精鋭の技術専門家集団です。」と語るのは、アクロス株式会社の杉田穣代表取締役社長。
杉田氏の言葉通り、同社は事業領域を次の2つに絞り込んでいる。
1.【システムコンサルティング】顧客のシステム環境、ビジネスに100%合致したシステムを構築するため、業務分析、システム分析及び新規システムの提案・構築を行う。
2.【システム構築・開発】IBMミドルウエア、特にNotes/Domino、Web Sphereなどに特化したシステム構築を提供。テクニカルコンサルティング、自社内でのシステム開発及びテクニカルサポートを行う。
代表取締役社長 杉田 穣 氏特化した領域で専門性を深化し、満足度の高いサービスを提供してきたことにより、「専門的なエンジニア集団」として認知され、顧客から声がかかるという好循環を生み出しているのだ。
主要顧客は、ほとんどが大手有名企業だ。
「当社が特化しているIBMミドルウエアでは、中規模以上からスケール・メリットが出てくるため大手のお客様が多くなっており、その結果安定した収益と、技術者のスキルアップがもたらされています。現在、当社のお客様では、コスト削減や業務の効率化よりも、生産性を高める目的の“攻め”のシステム導入が進んでいます。業種を問わず、様々な大手企業に向けたIBMソフトウェアを中心としたソリューションサービスと、業務システムの構想から開発、サポートまでの総合支援を行うことで、お客様の収益向上に直接、貢献できるのが当社の事業の面白さです。」と、取締役の木村氏は語る。
設立当初は中部、東海地区を拠点とし、同地域でのリーディング・カンパニーとしての地位を築き上げてきた同社。東京への進出は2006年、客先からの要望で実現した。杉田氏は、前職で大手SIerの名古屋支社の責任者だったが、会社が合併されるのを機に独立した。当時からの顧客との関係は続いており、しっかりと信頼感が築かれていることをうかがわせる。
顧客の期待に添うべく、同社のエンジニアたちは、IBMのビジネスパートナーとして最先端の技術にキャッチアップしながら、積極的に仕事に取組んでいる。要件定義や設計など上流工程から関わるため、着実に力をつけているという。今後、ますます案件も増えてゆくことが予想され、社員50名規模まで増やしていくため、企業としての体制整備や今後の事業展開策定にも積極的に関わってくれるような人材が求められている。
自由闊達な社風。自主性が尊重され、能力が発揮できる
取締役 木村 隆 氏
「事業領域を絞り込み、顧客満足度の高い
サービスを提供しています」同社が少数精鋭にこだわるのは、社内のコミュニケーションを常に密に、良好に保つためでもある。チームで進めるプロジェクトにおいて活発にコミュニケーションを行い、切磋琢磨してほしいとの願いや、社員がフラットに意見を言いやすい環境にして、良い意見をどんどん取り入れ、会社を盛り上げていこうという狙いもある。
また、同社で最も重要な約束事は「論理的妥当性」だという。このため、「○○さんが言ったから…」などの言い訳は許されない。それは、役職や年齢、性差の別なく、正しいことは正しいと判断される社風を表している。仕事の上では対等の社員同士という考え方の下、呼び合うときにも役員を含めた全員が「~さん」づけだ。
ソリューション&テクノロジーグループ
マネージャー 金子 善和 氏
「自由裁量が大きいというのは、各自の責任が前提となっています。独立したエンジニアにとって非常に働きやすい会社だと思います。」とマネージャーの金子氏は語る。
また、会社の利益は個々の貢献度に応じて再分配され、エンジニアとしての市場価値が報酬にきちんと反映される納得のいくものになっているという。
フラットなレイアウトの社内
ソリューション&テクノロジーグループ リーダー
三星 悟 氏同社で中心となって活躍しているのは30歳代で、それぞれ技術者としての芯を持ちながら仲間として団結しているという。
ソリューション&テクノロジーグループのリーダーである三星悟氏は、以前は客先常駐で、深いところに踏み込めない仕事にもどかしさを感じていたが、現在は直接大手企業の仕事を任せてもらえるため、「忙しくても、その分仕事が楽しいです」と目を輝かせる。
三星氏だけでなく、皆が良い意味で仕事好きだという。「飲み会の間に気がついたら、杉田がノートPCで仕事をしていたりします。それも仕事に追われてということではなくて、仕事が好きだからなんですね。」
三星氏、金子氏の両先輩が共通して言うのは「仕事もプライベートも楽しめる人に来てもらいたい」ということ。一緒に働く仲間として、何事も自主性を持って取り組める人を期待しているようだ。
フラットなレイアウトの社内(東京)
全員が中途採用者であるため、特別な教育体制は有していないが、10年以上にわたってシステムコンサルタントとして活躍しているベテランと一緒にプロジェクトを推進するため、彼らから直接学ぶことができる。また、女性社員には、育児休暇が積極的に活用されており、仕事を続けやすい環境が整っている。客先に出向く時以外は服装も自由。デスク間の間仕切りがない開放的でフラットなオフィス環境からも、クオリティの高い発想が生まれてくるのかもしれない。
会社名 | アクロス 株式会社 | ||||||
業界 | IT・通信・インターネット系 > ソフトウェア | ||||||
企業の特徴 | |||||||
福利厚生 | |||||||
資本金 | 2200万円 | ||||||
業績 |
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設立年月 | 2003年 6月 | ||||||
代表者 | 代表取締役社長 杉田 穣 | ||||||
事業内容 |
主に2つのビジネスドメインに絞込み、高い品質のサービスをお客様に提供できるよう努めています。
■ITコンサルティングサービス/プロダクトを限定しない経営サイドに立脚した最適システムのご提案 ・お客様の経営、業務を分析し、経営インパクトを最大化する提案・システム導入効果の検証 ・システム導入プロジェクト管理・お客様のIT部門を代行 ■ソリューションサービス/IBMミドルウェア(Lotus)に特化したシステム導入・システム構築サービス |
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株式公開 | 非上場 | ||||||
主要株主 | 役員(杉田、川地、津田、木村) | ||||||
主要取引先 | 矢崎総業(株)、コニカミノルタホールディングス(株)、スズキ(株)、ヤマハ(株)、ヤマハ発動機(株)、ダイムラークライスラー日本(株)、日本ガイシ(株)、デンソーテクノ(株)、刈谷木材工業(株)、(株)トーカイ 等 | ||||||
従業員数 | 30人 | ||||||
平均年齢 | 32.7歳 | ||||||
本社所在地 | 愛知県 名古屋市 中区 丸の内 3-23-8 フレーヌ丸の内ビル3F | ||||||
交通案内 | 名古屋市営地下鉄 鶴舞線・桜通線 丸の内駅4番出口より徒歩3分 【東京事業所】 東京都 中央区 日本橋箱崎町20-1 アンソレイエ 3F 東京メトロ半蔵門線 「水天宮前駅」 2番出口より徒歩3分 |