「はぁ…夜は職場の飲み会か。嫌だなぁ…」という愚痴を友人や知人からたまに聞く。声には出さないが、職場の同僚も実は「嫌々」飲み会に参加しているのではないか。そこで今回は、職場の飲み会の実態を探るアンケートを実施した。ちゃんと参加している? そもそも飲み会は好き? 参加費はいくら? 支払いは割り勘?といった素朴な疑問を聞いてみた。なお、今回の「飲み会」の定義は、個人レベルの誘いで行われるものではなく、オフィシャルで行われる部署単位の飲み会などのことを示す。
まずは、職場の飲み会の参加率を調べてみた。
結果は、「ほぼ参加している」が64%で、「ときどき参加している」が27%となった。「全く参加していない」という人は5%。そもそも「職場で飲み会はない」と答えた人も4%いた。
この結果を見てどう思うかは人それぞれだ。編集部の数人にこの結果に対する率直な意見を聞いたところ、「毎回参加する人が6割以上いれば十分でしょ」という人から、「やるなら基本は全員参加。よっぽどのことがない限り出るべき」という人までいた。
この結果を年齢や性別で比較した結果も見てみよう。まずは年齢別。
年齢別では、「若い人は飲み会の参加率が悪い」と考えてしまいがちだが結果は違った。「ほぼ参加している」と答えた人の割合は、29歳以下の人の場合で69%。これは、30〜34歳の年代(74%)の次に多い。
「嫌なことをはっきり断る若手が増えた」とよく耳にするが、こと飲み会に関しては、著しく参加率が低いということはなかった。後述する「好きか嫌いか」という問いでも意外な結果が出ている。
一方で気になったのは、45〜49歳。「ほぼ参加している」人は、52%と半数しかおらず、全体で最も少ない。
性別で違いがあるかどうかも調べた。結果は、「ほぼ参加している」と答えた人が、男性で65%、女性で59%。酔った同僚からのセクハラまがいの発言にさらされることを嫌ってか、男性より女性の方が参加率は低い。ただ、「ときどき参加している」人を含めれば、男性と女性での大差はない。参加する飲み会を選んでいるということだろうか。
次に、「あなたは職場の飲み会が好きですか?」という核心に迫る質問をした。
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