山本小鉄さんの急逝に寂しそうな表情の中西学＝都内の新日本プロレス道場
新日本プロレス顧問の山本小鉄さんが低酸素性脳症のため２８日に６８歳で急逝したことを受け、新日本では３０日、次期シリーズ開幕戦（９月３日・後楽園ホール）での追悼セレモニーを決定した。坂口征二相談役が遺影を持ってリングに上がりテンカウントゴングが鳴らされるほか、ファンのために献花台を設置。在りし日の小鉄さんの勇姿を編集した映像を流す可能性もあるという。
この日、都内の道場ではシリーズ前の合同練習が始まった。選手は動揺を隠せず、井上亘は「初日だと小鉄さんが僕らより早く練習していらっしゃって…」と、もう道場に来られないことが信じられない様子。
中西学は「『レスラーは命ある限りトレーニングを続けろ』と言ってたから」と、山本さんの言葉をかみしめ、後藤洋央紀は「小鉄さんのストロングスタイルをなくしたくない」と、小鉄さんが若い世代に伝え続けた闘魂の継承を誓った。
(２０１０年８月３０日)