放駒理事長の一問一答　

　角界初の暴力団排除宣言を実施した放駒理事長（元大関魁傑）は強い口調で浄化を誓った。

　―宣言を終えた。

　「一応の区切り。二度と問題を起こさないという気持ちだ」

　―素早い対応だった。

　「秋場所も間近に迫っている。この問題をいつまでも引きずってはいけない。ただ、これで終わりではない。名古屋場所以前の形に戻すには、まだまだやることがある」

　―宣言の内容で最も考慮した点は。

　「難しい言葉ではなく、誰にでも分かる言葉遣いを一番に考えた。皆さまにどういう評価をしていただけるか。（相撲協会規定集の）寄付行為に盛り込むことは考えていない」

　―具体的な暴力団排除方法はあるのか。

　「警察の協力を得て、相談しながらいろいろと対策を講じている。（暴力団関係者など）そういう人の入場をチェックしていきたい」

　―宣言はいつから適用されるのか。

　「今日からだ。ただ以前に起きたことは無罪放免ではない。場合によっては罰則もある。その時は暴力団等排除対策委員会などで検討する」