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【大相撲】

相撲協会が暴力団排除宣言 関係根絶へ決意示す

2010年8月30日 19時51分

 暴力団排除宣言を読み上げる日本相撲協会の放駒理事長(中央)=30日午後、東京・両国国技館

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 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で臨時の理事会と評議員会を開き、暴力団など反社会的勢力との関係根絶へ強い決意を示す「暴力団等排除宣言」を承認した。この後、横綱白鵬関や協会役員らが同席した中で放駒理事長(元大関魁傑)が宣言文を読み上げた。

 放駒理事長は当初、新たに野球賭博関与が発覚した十両松谷関(松ケ根部屋)の問題などを処理した後に宣言する意向を示していた。だが、9月12日から始まる秋場所(両国国技館)で、幕内優勝力士への天皇賜杯贈呈の復活など通常通りの場所開催へ世間的理解を得るためや、秋場所での生中継再開をNHKにアピールする狙いもあり、早期の宣言実施を迫られていた。

 排除宣言では、暴力団などを本場所や部屋後援会、祝勝会に入れないことや、興行や地方場所宿舎の運営などあらゆる取引からの排除、飲食やゴルフなどの交際禁止を挙げ、野球賭博などの違法行為もしないと誓った。過去の事例を含め、違反者に対して解雇を含む厳正な措置を取るとした。

(共同)
 

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