R.Strauss : SalomeR.シュトラウス:オペラ「サロメ」 8月22日(日) 開演 16:00 料金:SS:¥30,000 S:¥26,000 A:¥22,000
B:¥18,000 C:¥10,000 シカゴ・リリック・オペラのプロダクション(2006)を使用
|
|
R.シュトラウス:オペラ「サロメ」 公演概要
今年のオペラはリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」です。オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」のドイツ語訳から作者自身が台本化したこの作品は、シュトラウスの数多いオペラ作品の中でも最も人気が高い作品です。今年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本で上演される「サロメ」は、今回のサロメ役、デボラ・ヴォイトが2006年に初めてサロメ役としてデビューし大成功を収めたシカゴ・リリック・オペラのプロダクションです。サロメ役は歌手にとって、極めてチャレンジングなレパートリーで、現在ではサロメ役でデボラ・ヴォイトに勝る歌手はいない、と言われています。ヴォイトは2001年にタングルウッド音楽祭で演奏会形式のサロメ役で小澤総監督と共演し、それが彼女のタングルウッド・デビューということもあり、この作品には特別な想いがあるそうです。
今回のヨハナーン役、アラン・ヘルドとヘロデ役、キム・ベグリーもシカゴでヴォイトと共演し高い評価を得ました。二人とも多くの歌劇場でヨハナーンとヘロデを演じています。他のキャストも欧米の主要歌劇場で活躍する歌手たちばかりで、デニス・ピーターソンは2008年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本で上演された「利口な女狐の物語」に蚊と校長先生の役で出演しています。また2001年の「イェヌーファ」にコステルニチカ役で出演し、今回ヘロディアスを歌うジェーン・ヘンシェルは、シュトラウスのオペラを得意とし、「エレクトラ」「影のない女」「バラの騎士」など、世界中で数多くの作品に出演しています。
演出家のザンベロは1998年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本で、パリ・オペラ座との共同制作オペラ「カルメル会修道女の対話」の演出を手掛け、松本とパリの両方で高い評価を受けました。今回の「サロメ」のプロダクションがシカゴで上演された時、批評家たちは"後世に語り継がれるプロダクションである"と絶賛しました。
また今回指揮をするオメール・メイア・ヴェルバーは、この数年ヨーロッパで頭角を現し始めた28歳のイスラエル人指揮者で、2011年からはロリン・マゼールの後任としてバレンシア歌劇場の音楽監督に就任することが決まっています。サイトウ・キネン・フェスティバル松本の「サロメ」がオメール・メイア・ヴェルバーの日本デビューとなります。
サロメ:デボラ・ヴォイト
ヘロディアス:ジェーン・ヘンシェル
ヘロデ:キム・ベグリー
ヨハナーン:アラン・ヘルド
ナラボート:ショーン・パニカー*
*ナラボート役のディミトリ・ピタスは、急病により、ショーン・パニカーに変更になりました。
ヘロディアスの小姓:キャサリン・ティア
5人のユダヤ人 1:デニス・ピーターソン
5人のユダヤ人 2:マーセル・ベクマン
5人のユダヤ人 3:マシュー・オニール
5人のユダヤ人 4:アーロン・ペグラム
5人のユダヤ人 5:清水宏樹*
兵士 1:山下浩司
兵士 2:デニス・ビシュニャ*
ナザレ人 1:青山貴
ナザレ人 2:大槻孝志
カッパドキア人:町英和
ナーマン(首切り人):マークアーサー・ジョンソン
ダンサー: | ヤエル・レヴィティン 東京シティ・バレエ団 |
5人のユダヤ人 5:清水 宏樹
兵士 2:デニス・ビシュニャ
演出:フランチェスカ・ザンベロ
再演演出:クリスティアン・ラス
装置:ジョージ・シーピン
衣裳:タティアナ・ノギノヴァ
照明:リック・フィッシャー
振付:ジェーン・コンフォート
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:オメール・メイア・ヴェルバー